駒津の記録

僕の考えていたことや経験したことを書きます 

愚痴を吐けないという愚痴

 友人と遊んだり、接客をしていると、うんざりしたり苛々してしまうことは誰にでもあると思う。

 

もちろん僕にだってしんどい時や嫌な事はある。

だけどそれをなかなか相手に伝えることはできない、なるべく早くその時が過ぎてくれるのを願うだけだ。

しかしそうやって凌いだものは大抵後日まで引きずるもので、しかし今さら当人に言っても仕方はないしな、とげんなりして、そうしてまた翌日も引きずっていく。

 

当人に対しても勿論だが、さらに僕は第三者に対して愚痴を言うこと滅多にない、共通の友人とかに「この前あいつがさ」みたいな話が一番できない。

 

理由としては、僕が知らぬが仏論者なのもあるけど、愚痴なんて言っても決して相手は気持ちいい気分にならないだろうから あと陰で「小野さんがこんなこと言ってたよ」なんて話が回られるのも癪だから。

 

 とは言うものの、僕も愚痴を聞くことは嫌いではない(若干気分は暗くなる)し、一通り聞き終えたときにちょっとした戯言を言って笑わせるのも好きだし、陰で話が回り当人の耳に届くことで改善されるナニカもあるかもしれない、という考え方だってできる。

そういう考えもできるだろうが、でも僕はしない、一通り話終えれば多少気も晴れるのかもしれないけど、今度は聞いた人の心にモヤモヤが残るかもしれないし、僕のストレスを他人に移植する必要は無いのでは?という気持ちが優先される。

 

そういうのが積み重なると、ある日許容量を越えてしまい、そうしてプツンと縁を切ってしまう。

僕が最後に切ったのは二年前の探偵なんかの仕事くらいで、人間関係でこちらから縁を切るなんて事は一度もない(ハズだ)けど、一度心底うんざりした人の事はミュートしたりこちらから連絡を送ることはしなくなる。(元々自分から連絡を送らないタイプだから、これを読んでいる人は気にしなくて良いと思う)

 

今心に残っているモヤモヤは、働いている居酒屋の環境、偶然耳に入った愚痴、数月前に遊んだ友人の態度が悪く、僕も酷い対応を返していたらその友人が僕の対応を愚痴り現場を知らない第三者からお気持ち表明が来たこと、くらいだけど

気軽に愚痴を言えたら多分「僕」はもうすこし楽なのかもしれない

けど僕だって他人を傷つけた事が沢山あるから、そう簡単に被害者でいていいのかな、と思ってしまう

 

追記 これを読んだ人が僕が愚痴を聞いた時みたいに少しでも気分が暗くなってしまわれるのは嫌だから、なら書くなよという話だが

僕の問題なんて、時が経てば忘れていくことばかりなのであまり気にせず僕の適当な発言で愛想笑いをしていて欲しいです