駒津の記録

僕の考えていたことや経験したことを書きます 

今日も生きてて恥ずかしい

こんばんは。今日も寝坊して、パソコンでゲームして、夕方になりバイト先へ行く。挨拶をして下手な笑顔で接客をして酒を作る。

そして無心で皿洗いをしていると、ふと最近の失敗から数年前に迷惑かけた出来事まで、さまざまな恥ずかしい思い出がぶわっと頭の中で膨らんで、ひとりパントリーの中でヒィ とか声をあげてしまう

過去の失敗は、例え汚名返上できるような出来事を行っても。「失敗した」という事実が消えるわけではないし、まして僕はその汚名を返上できるような素晴らしい業績なんて無いし、迷惑かけた人たちに謝罪もお礼も言うことなく離れてしまったし だから余計に思い出すのかもしれない

僕が高校生の時、ご当地キャラのアテンドやイベントのお手伝いをして、サブカルチャーを知り、目を輝かせたり絶望していた時の事

ある悪役のお手伝いをしていた 彼の運営する劇団の稽古を見て、彼にキャラクターとしてイベントの中でいじられて、界隈のマナーを教わり、怖い人であったがとてもよく僕に色々教えてくれた

ある夜、受験の近づいた僕にポロリとこんな一言をくれた

「受験なんて失敗しちまえよ、そしたら俺が一生面倒見てやるから」と 冗談半分なトーンだが、たぶんきっと本当に面倒を見てくれたのかもしれない。僕が演じる悪役怪人のイメージも作ってくれていた。

しかしその場では僕もエヘヘと笑うだけで、結局答えも出せずに彼の前から去ってしまった。

選択肢次第では今頃僕は都内の小さいイベントで正義のヒーローに倒される怪人になっていたかもしれないし、小劇場で即興劇をやっていたかもしれない。 たぶんそれはそれでとっても楽しいのだろう。

今でもお礼だけなら間に合うのではないか、という気持ちが余計に自分の失敗を思い返させているのだろう。 会おうと思えば会えるのかもしれないが、きっともう僕のことなどは気にもかけず、今もどこかで正義のヒーローと戦っているのだろう。

今日も生きてて恥ずかしいから、せめて人にやさしくして、自分にもっと優しくしていく。