いつものようにTwitterをだらだらしていると、どうやら大学のサークルのOBが数年振りに舞台に出るらしい。
卒業した後も名前がよく残っている人であり、現役生からの憧れも強い、そんな人の舞台、そのチラシを見かけた
見てみるとなんと僕の小中の同期が同じ舞台に立っているではないか。思わずバイト中に驚き声を上げた。
彼は客演で、どうやらアクションをメインとしたアクターの事務所にいるらしい。
彼との記憶がふと蘇る。確かに体操が得意だった、小学校の時家に何度も遊びにいった。中学校で引っ越していた。不登校になっていた。
彼が憧れのOBと同じ舞台に立つと知ったとき、僕と同い年の奴がそんな舞台に立てるのかという憧れと同時に、不安が湧き出てきた。小中の彼を見ていたからこその不安だ。
しかし、彼はこの5.6年で僕らとは違う人生を歩んだのだろう。恐らく何度もステージに立ち、僕とはちがう経験をたくさんしているだろう、そんな彼を疑うような不安は失礼なのかもしれない。
とにかく彼と話してみたい。そう気になって仕事が遅れた今日のバイトだった。
