ひとりでいると、恐怖が襲って来る
僕はひとりでシャワーを浴びる時、殆ど必ず音楽を流しながら浴びる
流れる湯の音だけ聞いていると、自分が今一人でいることを実感してしまうし、そこから死への恐怖や将来への不安 孤独感 昔の嫌な思い出
そういったさまざまなものが僕に襲いかかってきて、いてもたってもいられなくなってしまう
昔付き合っていた彼女と住んでいた時は彼女のもと へ、濡れたまますぐかけつけてしまうくらいにはまわりが怖い
そんな恐怖を音楽で誤魔化してシャワーを浴びる日々だ
他人がいる時は楽だ
他人がいるからお気楽な道化をできている
これが素の自分なのかわからないけど、ひとといる時は耳が悪いふりをして、支離滅裂な発言をしてればとりあえず皆笑ってくれる だから楽だ
だから、一人でいる時間を他人に見られたくない
自分の弱いところを見られたくない
たぶんそうして今夜も僕はつまらかい冗談を繰り返すのだろう
身近な人達は どうか気付かないでほしい