駒津の記録

僕の考えていたことや経験したことを書きます 

教育①人格と仲直り

僕は19-21歳の間、夏休みは児童館の先生のバイトをしていた

小学生のころに通っていた児童館で働けることは少し嬉しかった、僕が通っていたころに居た先生に作ってもらったゲームなんかがまだ残っていてエモさがあった

来館してくる児童も母校の後輩で、すでに知っている子なんかもいて、しっかり面倒を見ないとな意気込んでいた

 

しかし働いて少し経つと自分の世代との違いを感じた

みんなスマホは持っているし、YouTubeを見て家ではフォートナイトをしたりマインクラフトをしたりという話を聞いて驚いた 僕が昔児童館に寄付したレゴブロックで家を作る子は少なかった

 

また、喧嘩が増えたようにも感じた

嫌がらせを受けるとすぐに手が出てしまう子が多くなったように思えた

 

 

喧嘩の止め方は教職で教えてもらえるのだろうか

喧嘩が起きると僕は間に割って入り、まず手を出してしまった子にどうして叩いちゃったの?と聞く

大抵は大したことの無い、ずるをされたから 嫌なことを言われた、馬鹿にされたという理由だった

 

そうして理由を聞いて、暴力はいけないことを伝え、そして一緒に相手のところに行き、嫌だったという事を改めてしっかり伝えて、そこでお互い、嫌なことを言ってしまったこと、暴力をふるってしまったことを誤って終わり。

 

とは簡単にいかないものだ

 

片方の子に話を聞いている間、もう片方の子が離れたところから中指を立てたりしていたことがショックだった

いったいどこでそんなことを覚えてしまったんだ なんて口にはしないけど、軽率にしていいことじゃないはずなのになと少し悲しかった

 

また、自分自身も小さいころ、謝って仲直りということが気に入らなかった

謝罪するということが嫌なのではなく、先生に仲介されてお互いごめんね、ハイこの話はおしまい!というのにモヤモヤしていた

お互いそれだけで納得できてないんじゃないか でもそれを改めて相手に聞くようなことも小さい頃はできなかった

 

今大人になって僕はその形だけの和解を強制させてしまっている、この子たちも本当はしっかり納得したいかもしれないのに

 

もちろんこの考え方だって僕の個人的なものだ

その価値観を子供たちに押し付けてしまっていいのかという不安もあった

 

でも僕は せめて相手に気持ちを伝えられる人になってほしい

強いひとより優しいひとになってほしいという思いでそうやって教えてきた

 

次は勉学についての思いをかけるといいな 近いうちにまた更新します