サークルのスキー旅行に来た。
徹夜飲み徹夜飲み解散後始発から飲みバイトというしんどい体調から夜行バスに乗った、先月まで付き合っていた彼女の後ろの席だった。
元々金欠なのに何故旅行に来たかというと僕は去年の旅行の幹事をしていて、今年の幹事の監督をせねばという責任感での参加であった。
降りるバス停を把握していない現幹事に頭を痛めながら朝の7時にバス停を降りる。
宿に着くと、自分でも調べることはできたであろうがチェックインは15時と伝えられ、さてそれまで雪しかない町でどう休んでいようと悩んだ、スキー場でリフト券を交換しようとしたときに券が二人分足りない事に気づき、僕が急ぎ旅行会社に連絡し、向こうの落ち度であると認めさせて発行してもらう。
さあ体は疲れているが楽しいスキーだ!後輩と滑ろう!
二時間後旅行幹事である後輩が足を捻挫し、レスキューの方と連絡しながら旅館とスキー場を往復し、旅館に幹事を連れていくがチェックインはまだめきないのでロビーで待った。灯油が切れていて寒かった。
普段滅多に飲まないサークルであるが年に数回の打ち上げとこの旅行のときはわりと飲む。
足をくじいた幹事に代わり酒の買い出しに行き、酒を飲む。唯一の4年生の先輩と前の彼女にお前はクズだと言われた、彼女にいつパーカー返すと切り出そうか。そして4年の先輩が後輩数人とやたら飲みだす。しまいには甲類の甲類割りを飲み出していた、遠目でスマホいじりながら見守り、幹事はすっかり横になっていた。
同期の男が洗面台で嘔吐し、それを先輩らが世話した、洗面台はきちんと綺麗にしたし介抱もよくしていたがなんとなくその場の飲んでた面子の空気が嫌いだった。自分が飲ませたのに悪くないような素振りをしたり、もうダメかよーと煽ったり、飲みサーにいるような光景だった
彼がかわいそうであったが自分はそこに関係しいしてないし、そういう世話は今の幹事がするべきで、正直ウンザリしていたので介抱はせずスマホでテトリスしていた。最近すきなんです。
別にだからと言ってなにもしてないわけでなく、彼らの分の布団を敷いて部屋を暖めておいて、きちんと言葉もかけて掃除もした。
僕は本来別に今回なにも世話する必要無いので先に寝ようと思ったが、宿のほうと宴会場の片付けの制約があったので吐いた彼と飲んでた面子に『まだ飲むのかい?』と聞いたら「良いよテメーは寝てて」と言われてカチンと来てしまったがそんなところで喧嘩しても意味ないしきちんと掃除はお願いねと頼み自分の部屋へ。
そこへ嘔吐した彼が来て寝るかと思えばまた吐きそうだ、4年生が近くにある段ボールの小さい箱に吐かせようとするのを退かしてビニール袋を渡してなんとか間に合うと、なんと彼は泣き出した、どうやら今回で旅行が最後の4年生に迷惑をかけて申し訳ないらしい。
共感できなかった。
自分が乗ったからといい、4年生が無理にバカな酒を飲ませて起きたこの状況だし、もともと僕が4年を好きでないというのもあるが
僕はお酒は美味しく飲むものだと思っているのでコールとかする人間は苦手なんだ。
泣いた彼はとても真面目で、泣く理由もわからんことはないが明らかに君は頑張って期待に応えようとして無理をして、偉いじゃないか。
しかし途中まで笑いながら世話をしていた人も、最後は彼に励ましの言葉と謝罪があり、介抱自体はしっかりしていたし、僕のサークルに悪い人は僕くらいだと思った。
なんだか僕は疲れたのでそろそろ寝ることにする。