職場に高校の時の生徒会長が来た、去年までラインもツイッターもブロックされていたが今は一応和解していた。酒をふるまい近況報告をしていると店長から早めにあがっていいと言われたのでそのままシーシャを吸いに行き、コンビニ買った夕飯を食べながら家へと向かっているところだ。
そうか、日付を跨いで今日は七夕だ、空の月は満月に近い、綺麗だった。寿命がゆっくりと近付いてくるような、しかし不摂生のおかげてひとより少し早いペースで近づいてきているような気がした。
2年前の七夕の前、新大久保に当時の彼女といた。
また学校帰りに駅で待ち合わせ、彼女の家に向かう途中短冊を書くスペースがあった
何て書いたのかは覚えていないが、既にその時現状に絶望していたのを覚えている。彼女が幸せになれるようにと書いたかもしれない。
彼女は確か、僕といつまでも一緒にいられるようにと願っていたような気がする。
七夕と言えば、『おやすみプンプン』の愛子ちゃんの短冊を思い出す「あなたがずっと私を忘れませんように」
結局プンプンは愛子ちゃんを忘れていってしまうのかもしれない。最終巻の彼は醜いながらも生きていた
僕も二年前を忘れつつある。ところどころネタにすらできるくらいになっている
当時のコンテンツ性がなくなったと生徒会長に言われた。自分でも思う。自分は今、フツーの大学生だ。
新しい彼女が先週できた。前日まで他の女の子とホテルにいた。
幸せを享受できない。純粋なあのこに後ろめたを感じる。キスも知ったばかりの彼女に、下着外すの上手いねと誉められた。たのしい汚れた人生だね。